fuutaのブログ

中年のオジサンが廃線巡りを中心とした、放浪記。

国鉄最後の日から35年

35年前のこの日、私はこの場所にいた。
幸いにも、民営化最期の日に国鉄乗り放題という「謝恩フリー切符」を手に入れ、東京をめざしました。
 しかし、全国の「フリー切符」入手者が鉄道に殺到し、新幹線車内も座席に座ることもままらないすし詰め状態に…
なんとか京都まで(4時間以上立ちっぱなし)行きつき、しばし観光の後、時刻表とにらめっこして、方針転換。
「国鉄➡️JR跨ぎ」をしようと、小倉に戻り、そこから門司港駅に。
午後8時頃門司港駅に着いて、午後10時過ぎに出発(始発)する急行「かいもん」に乗ることができました。
1時間前位から列にならんでいたので、座る事ができましたが、小倉、博多と大きい駅に着くたびに、これでもか?というくらいの人が乗り込み、トイレに行けなかった思い出があります。
そうしたなか、4月1日を向かえる前に、車内アナウンスがあり「国鉄最期の列車に御乗車していただきありがとうございます。間もなく午前零時を向かえます。」みたいな内容で車掌さんが語りかけました。
隣の車内からカウントダウンの声が聞こえたり、私の車内では、「国鉄万歳」「JR万歳」とか乗客の皆さんが万歳したりしてました。
「あ~一つの時代が終わるんだ」てな想いで私も万歳してたな。独特な雰囲気の中、熊本駅に着いたのは午前2時頃だったかな?
 結局お土産を買ってこなかったので、母から何しに行ってきたの?と呆れられました。


 その時、乗車記念の硬券をもらいましたが、大切にしすぎて、何処かにいってしまいました。